日焼け止めSPFについての知識間違っていませんか?
こんにちは😃 皮膚科担当田中です。
現在田中医院はお休みをいただいております。ご迷惑をおかけしております。
さて、暑い毎日が続きますがもう夏も真っ盛り、なんならピークも過ぎようとしている今頃になってで申し訳ありませんが😅日焼け対策についての誤解?について少しお話致しますね。
まずSPF.PA値について、ですが、それぞれUVB、UVAの防御指数であることは皆さんご存知かと思います。
UVA:肌に到達する紫外線の95パーセントを占める肌の奥深くまで到達する光線で皮膚老化や皮膚癌を引き起こす可能性のある波長
UVB:皮膚の表面の変化、いわゆる日焼けやそばかす、しみと肌表面の目で見える変化を引き起こす波長 (つまりUVAよりはるかに少なく、浅い)
日焼け!って言うと、黒くならないことが大事なように思いますが、目で見えている変化(UVBによるもの)より、実はずっと多く割合で奥深くまで到達する長い波長に暴露されていることを忘れてはいけません。その積み重ねが、シワ、たるみの原因となるわけです😣
また、SPF30とSPF50の紫外線防御率は97パーセントと98パーセントとなります。たった1-2%の差なのです😌
SPFの値と防御能は正比例の関係ではありません。指数関数的な関係であり、例えばSPF30は15に比べて単純に倍の防御能ではないのです。
また、適量をぬっていただいた結果の評価ですので、SPF50だからと言ってうっすく塗れば充分ではありませんし、どれでも時間と共に日光に分解または汗で流れるなどして効果が持続する訳ではありません。パッケージにある適量ってパール2こ分とか書いてあると思うのですが、意外とおおいです。皆さんはちゃんと塗れていますか?
またそれら防御能を上げるために、肌への負担が強くなる傾向にあるため、特に肌の弱い方はSPF50にこだわらず肌にあったものをお探しいただきたいと思います。
重要なことは高いSPF値のものを選ぶことより、提示された十分な量を頻回に塗り直すこと!です。SPF50だからといって塗り直しをしなかったり、ベタつくからとか、白くなりすぎるなどの理由でうすーくしかなっていなければ、期待通りの効果は得られませんのでお気をつけくださいね。日常生活の場合キチンと塗ればSPFは25-30位で充分とされています。
どうぞみなさん数字に騙されないで🥺
数字で安心しちゃダメよ😆
ではまた🤗
追記 先日誕生日を迎えました。ゴミ女です😭
スタッフのみなさんありがとうございます😊
元気にがんばります!