田中医院

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医院ブログ

ワクチンについてもう一度考えましょう

今日は、院長です。

今年は例年10月20日から始まる高齢者のインフルエンザワクチンが、新型コロナワクチンの10月1日からの開始に伴い前倒しとなり同時スタートとなりました。事前にかかりつけの患者様には意向お伺っておりますが、「インフルは打つけど、コロナはねえ…」、「両方うちます」、「どっちもいいや」など意見はそれぞれ。1番多いのはインフルのみ接種かなという感じです。

そんな中コロナワクチンに関しては、どこのメーカーですか?と聞いてくる患者様が多く感じられます。今回は今までのファイザー、モデルナ以外に日本のメーカーが3社加わり納入する側としても選択肢が増えました。基本的にはmRNAワクチンを中心に不活化ワクチンが加わりました。中には最近ちまたで噂の次世代mRNAワクチン(レプリコンワクチン)もあります。

ワクチンに対しては世界的に遅れている日本なのでどうしても新しいワクチンが出ると批判的な意見が多く飛び交います。以前の子宮頸がんワクチンがそうでした。積極的接種を控えるとなった時期もありましたが、今では急に打ちそびれた世代に積極的に接種しようとキャッチアップ期間を設けて多くの媒体で紹介されました(9月30日で終了しましたが、これ以降救済期間あり)。

結局打てなかった人でどれだけの子宮頸癌が発症したでしょう?

さて新型コロナウイルス感染症ですが変異を続け、また多くの方のワクチン接種のおかげで今では一般的な風邪症状程度の人が多くなってきましたが、後遺症で悩むお方もまだまだおられます。

そんな中、新型コロナウイルス感染症での高齢者の死亡率は70代で約2.4%、80代で約7.1%に対し、インフルエンザの死亡率は65〜69歳では0.12%、そこから5歳ごとにほぼ倍に増えていき、85〜89歳では1.77%、90歳以上では3.06%にもなっており、まだまだ高齢者にとって新型コロナウイルスは死亡のリスクがインフルエンザより高い事がわかります。

毎年打ってるからインフルだけは打つかなとか、筋肉注射はいやだとか、有料になったからいいやとかの安易な理由でお考えにならずワクチンの意義をもう一度考えていただきますようお願い致します。決して強制ではございません。ご本人の自由です。

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