田中医院

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医院ブログ

アトピー性皮膚炎の治療における新しい選択肢

こんにちは😃

皮膚科担当の田中です。

アトピー性皮膚炎、乾癬、慢性蕁麻疹など、命には関わらないものの辛い痒みがつきまとったり見た目で症状が分かってしまう疾患だけに患者さんのお悩みはお辛いもので、生活の質に大きく寄与する慢性皮膚疾患です。

それらに最近新しい治療の選択肢が増えてきました!

例えばアトピー皮膚炎ですが、これまではステロイド薬やその他外用免疫抑制剤等を症状に応じて、またそれらの副作用を勘案しながら随時または間欠的に使用して症状をコントロールすることがメインでした。もちろんそれは現在も大原則に変わりは無いですし、それでコントロール出来る方はその方法が中心ですが、なかなかコントロールのつきにくい重度の患者様も一定数いらっしゃいました。

生活におけるお悩みは大変なものです。

そこで、近年新しい生物学的製剤という痒みや炎症を抑える薬が臨床適用されるようになっています。アトピー性皮膚炎では、デュピクセントという注射製剤です。ちなみに他にも外用、内服でJAK阻害剤という新しい選択肢も増えて来ておりますがこれらについてはまた次の機会に😊

アトピー性皮膚炎治療薬のデュピクセントについては当院でも導入して2年程度経ちますが、皆さん一様に自覚症状が格段に楽になったとおっしゃいます。痒疹タイプや顔面の皮疹については効果は比較的遅い印象もありますが、とにかく自覚症状、えもいわれぬ痒みから解放されたと喜んで安堵されている姿を見るとこちらも安心して励みになります。

新しい薬ですので、長期の作用についての観察などはまだこれからですが、患者さんのQOL(生活の質)を絶対的に改善していることは間違いないです

保険適用されますがとても高価な薬ですので、適用は通常治療を持って対処しきれない患者様に限られていますし(一定条件をスコア化して算定した重症者条件を満たす方のみ)、皮膚のバリア機能については当該薬ではカバーされないためキチンと保湿ケアも含めた外用の使用を必ず併用することなどが使用条件になります。

通常3割負担の方ですと薬剤費だけで月4万円弱の負担が必要です。高額医療費制度を使う事により自己負担分を抑える事も可能です。収入や年齢によって異なりますが自己注射の指導を受けるなどの条件で3ヶ月分の自己負担が約80000円〜35000円、更に4回目以降であれば3ヶ月分が44400円〜24600円まで自己負担が減る場合があります。当院にお声かけ頂ければご説明いたします。

国の定める高額療養費制度以外にご加入の健康保険組合によっては「付加給付」として、自己負担上限額がさらに低く設定されている場合があります。大学などの学校でも独自に医療費負担を補助する制度、自治体によってはひとり親家庭への医療費補助制度もあります。

高価ですから、必要な方皆様にはなかなかお勧めしにくのですが、私が必要と判断している方には治療薬の選択肢の1つとしてご案内はしています。

最初は2週に一度通院して注射を行いますが、症状が安定してきて、注射指導を受けていただけば自宅での自己注射が可能で3ヶ月おきの通院で済み、通院時間の負担も減りこれは大変に画期的な事と思います。

小児への適用は現在無く、15歳以上が対象年齢となります。

本当は乾癬や慢性蕁麻疹といった他の皮膚慢性疾患についての新しい治療もお話ししたかったのですが長くなってしまったので今回はここまでね🤗

また追々新しい薬の紹介して行きますね😊

 

ではまた🤲

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