多汗症治療について
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追記:多汗症治療の記事を追加UPしました!よろしければ下記URLより11月16日の「多汗症治療について その2」読んでみてください^^
https://www.iin-tanaka.com/2022/11/16/多汗症治療について その2/
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こんにちは、また暑くなってきましたね。汗が気になる季節ですので、今日は多汗症治療に関してお話ししたいと思います。
私事ですが、中学生の頃から脇汗に悩み制汗スプレー・石鹸等何種類も試していました。親や友人から臭うといわれたことはないですが、本人としては汗が多く時間が経つと臭うのがとても気になり、かなり悩んでおりました。
昨年より多汗症治療薬が保険適応となり、今年も新たに1剤新しい薬が発売されたため、両方使ってみました。
市販のデオドラント剤は汗腺の出口に蓋をしますが、保険適応のお薬は2種類とも「抗コリン作用」でエクリン腺からの汗の分泌を抑制するお薬です。1日1回、お風呂上りの清潔な脇の下に塗布するだけで、塗り直し等は必要ないものです。
一般的にお薬の効果が出るまで2週間程度と言われていますが、人によっては当日から効果があったという方もいます。
注意点としては、どちらも抗コリン作用により薬剤が目に入ると散瞳してしまうので、手についた場合は必ず手洗いが必要です。
また、塗布後数時間は洗い流せないので、プール等の予定や生活スタイルに合わせて塗布するタイミングを決めてください。
<2種類のお薬の違い>__________________________
・エクロックゲル
ゲルタイプのお薬で、キャップに付属しているアプリケーターにゲルを1プッシュ出して塗布します。たっぷりのゲルが出るので、乾くまで塗りこみます。アプリケーターを使用するので、誤って手につかなければ手洗いの必要はありません。
・ラピフォートワイプ
不織布のシート状のお薬で、個包装になっています。シートで腋の下を拭くだけです。薬液が手についてしまうので、使用後は必ず石鹸手洗いをします。
個包装なので旅行先などに持っていきやすです。
小さいお子様がいる場合、室内でペットを飼っている場合等は、シートの廃棄方法に注意が必要です。
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私自身は塗布数日で効果を感じはじめ、2週間経つ頃にはかなり汗が抑えられる印象でした。肌が弱いので塩化アルミニウムやミョウバンは使用できないタイプですが、こちらの2剤はトラブルなく使用できました。
興味のある方は、皮膚科で汗が気になるとお話しください。
どちらもエタノールを含有しますので、皮膚のトラブルがないか、まず2週間お試ししてみてくださいね。
処方薬を使う程でもないけど・・・という方は、医療機関専売のデオドラント剤(自費)も販売しておりますのでお気軽にご相談ください。
長々お付き合いいただき、ありがとうございました!