田中医院

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医院ブログ

凍瘡(しもやけ) パート2

こんにちは😃。皮膚科担当田中です。

今年は寒いですねー!

そのせいか今年はここ数年の中では一番しもやけの患者様が多いように思います。

もちろん、毎年のように罹患される方も多いのですが、今年は久しぶりだったり、初めて!という方も散見されます。

しもやけについてはだいぶ前のblogでも言及しましたが、一般的な対処、注意点は前述した通りです。

寒さの刺激で手足や耳などの末端の皮膚の血流が滞ることによる症状で、寒い時の血管収縮、暖かくなった時の血管拡張などのコントロールがしにくくなり起こりやすくなると言われています。

体質や一部では家族性が有りますのである程度遺伝的な要素もあるようです。

ほとんどのしもやけは他の疾患との関連がハッキリとあるわけでは無いのですが

単純なしもやけの様に見えて

生活習慣病による動脈硬化だったり、足の静脈の流れの滞り(静脈瘤)だったり、手指の色が寒冷刺激により白紫赤へと変化していくレイノー現象などを伴う膠原病が原因で起こる凍瘡様紅斑といわれる皮疹もありますので、ほかの併発症状や所見がないかその辺りもチェックしながら拝見しております。

ビタミンEは末端の血管を広げ循環を良くする効果があるため、ビタミンEの豊富な食べ物を(アボカド、ナッツ類、ウナギ、しそ、ツナ缶など)意識して摂る、市販のビタミンE入りのクリームなどで保湿も兼ねてマッサージを行うなどの手入れをすることで、初期のしもやけはセルフケアで対処出来る事も多いです。病院でも最初の選択はビタミンE剤の外用や内服を行います。

しかし、水疱化したりその部分が潰瘍になってしまう、痛みや痒みが強く自制が困難になるなど悪化によりセルフケアではカバー出来ない症状に発展することも少なからずあります。心配なことが有ればいつでもご相談くださいね😄

「COVIDのつま先」なんていうのも、コロナウイルスによる血管炎が血流障害を引き起こし、しもやけのような症状も引き起こす報告もあります。現在流行しているオミクロンについては、主に喉などの上気道が感染の主座の様ですが、症例の蓄積でどんな報告が出てくるのか、また更なる変異の影響で何がどうなっていくのか注意深く情報収集をしなくてはいけないと感じる今日この頃です。

ではまた😘

 

 

 

 

 

 

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